2015年5月22日 15:13

富士講「鯉奉納碑」

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富士山信仰が盛んだった頃、各地から富士講と呼ばれる信者たちが苦しい修行を目指しました。
この碑は、1801年現在の埼玉県寄居町の富士講の一派が、
八海巡りと呼ばれる厳しい修行のためにこの地を訪れ、
捕えられた生き物を放してやる放生会というしきたりにより、
鯉を放した記念に建てられたものと思われます。

富士五湖に放流が行われた最も古い記録であり、
また、その頃から埼玉県の本村との交流を示す資料としても大変貴重な史跡です。

史跡の横には、その歴史的意義と、美しい湖を後世に伝えようと、
二匹の鯉のモニュメントが建てられ、観光客の目を引いています。

この二匹の鯉のモニュメント、山中湖を見つめる後姿がとても愛らしいです。

フェザント山中湖からは車で5分程の距離なので、機会があったら訪れてみてください。

N.S.

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